2012年1月17日火曜日

Jim Croce/I Got a Name 朝イチ音楽と阪神淡路大震災の記憶


 1973年のヒット曲。映画ラスト・アメリカン・ヒーロー」のテーマソングでした。そして同年、彼は飛行機事故で亡くなっています。リアルタイムには、LPを持っていなかったけれど、友人からLPを借りたり、ラジオで良く聴いたアーティストでした。アナログ盤で聴きたいアーティストですね。

 今日の東京は、昨日に比べれば日が差している分だけ暖かな感じ。事務所も午前中の日差しが気持ち良いから、窓を開けて空気を入れ換える。
 今日明日と大事な打ち合わせが続くので、新鮮な空気を吸い込んで頭の中を整理しておかないとね。

 17年前の今日、阪神淡路大震災が起きた。当時僕は、扁桃腺が悪化し入院していて、そして手術の日ということで、朝早くから、手術の準備に追われていた。テレビのニュースで関西で大きな地震があったという一報を聞いた後、手術室に向かった。そして午後。朦朧としながら、つけっぱなしになっていた病室のテレビを見ると、倒壊したビルや横倒しになった高速道路、そして燃えさかる炎に包まれた街が映っていた。麻酔が覚めたばかりで全く状況が飲み込めず朦朧としながら映像を見つめていた。喉にチューブが入っている自分の状況と映像が重なり合い、「何が起きたんだ!戦争か?俺は今どこにいるんだ?」と頭の中が大混乱し、凄い恐怖感が襲ってきた。段々意識がしっかりとして来た頃、病室に家族が戻ってきた。家族から関西で地震が起きたこと、そして地震の状況について話を聞き、凄く安心したことや筆談で「社員が関西に出張していないか会社に問い合わせてくれ」と頼んだり、関西の友人達の安否を尋ねたことなどを今でも鮮明に覚えている。出術から退院までの1週間、毎日テレビを見続けていた(今思うと、これまでの人生の中で一番テレビを見ていた1週間だった。入院中でやることがないからね)。退院したとき、友人達から頂いた「お見舞金」を義援金として寄付したんだけど、これも僕の人生の中で一番高額な寄付だった。(人様から頂いたお金で寄付ってのもなんなんですけど・・・)
 こんな駄文を書けるのも、神戸の街がしっかり復興しているから。
 時の節目節目に、震災のことを思い出し、しっかりと教訓化していかないとね。
 
 
 
 


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