2011年6月2日木曜日

想像を超えた現実 高レベル放射性廃棄物の処理

高レベル放射性廃棄物(ガラス固形化)1本あたりの放射能レベルの推移表で使用されている時間単位は千年、1万年。そして放射性核種(原子力発電に伴い発生する放射性廃棄物に含まれる原子の種類を原子核の構造で区分した種類)の半減期の単位には「億年」という単位が出てくる。そんな単位の中では、10年や20年は短期間と表示されるだろう。
日本には、高レベル放射性廃棄物(ガラス固形化)が平成21年ですら1664本が存在している。もちろん福島原発にあったように、ガラス固形化にいたらない使用済み燃料の数たるや膨大な数だと素人の僕だって想定できる。
※出力100万キワットの原発を運転すると約30本に相当するガラス固化の高レベル放射性廃棄物が発生する

今貯蔵されている、そしてこれから貯蔵される高レベル放射性廃棄物の冷却期間だって、僕らの世代にとっては長時間過ぎて、責任もてるかどうかもわからない。今までの僕たちは、余りにも無責任に「電気」のごみを出し続けていたし、原子力の事を知らなすぎた。

20世紀の人間は、神の領域に立ち入りすぎたとしか思えない。
未来の子どもたちのため、地球のいきもののために、僕たちは一体どうすればよいのだろう。
この難題・負の遺産を解決する未来の天才科学者に期待するほかないのか?
だったら一縷の望みにかけて、未来の天才科学者を育てる教育体制と技術開発費用を捻出する体制づくりにもっと真剣になるべきだと思う。

高レベル放射性廃棄物についてくわしくは http://www.enecho.meti.go.jp/rw/index.html
政府機関のHPです
高レベル放射性廃棄物(ガラス固形化)は、貯蔵所で30年〜
50年冷却したのち、処分施設に搬送される(ことになっている)



放射性核種半減期

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