放射性物質が検出されたのだから、送り火に「陸前高田の松」を使用しなかったのはしょうがないと思う。けれど、すごくやるせない・・
京都市によると、松から切り出したまき(長さ約30センチ)の表皮から放射性セシウムが1キロ当たり1130ベクレル検出された。表皮を除いた幹の部分からは検出されなかった。野焼きの際の放射性物質に関する基準値はなく、市が専門家に問い合わせたところ、「国の基準がない以上、安全という見解は出せない」との回答だったという。
被災地の人達は、放射性物質が検出された松があった「地域」に今も住んで、生活をしているのだ。中止による被災地の人達の痛み、不評被害の拡大について、京都市はもっと真剣に考えるべきだったと思う。京都市は、敏感に反応するであろう市民に対する検証をした上で、「陸前高田の松」の野焼き企画を立案し、実施すると決めたならば反対意見が出た場合でも「健康への影響はない」として実施するべきだったと思う。少なくとも、放射性物質が検出された表皮部分はとりのぞき、薪を使用すべきだったと思う。
安易な善意や思いつきが被災者を一層苦しめてしまう。やるせない出来事だ。
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