2011年5月17日火曜日

Annie Lennox/A Whiter Shade of Pale 寝付けない夜に

寝付けない夜、なんとなく選曲してしまうのが、Annie LennoxのEurythmics解散後のソロアルバム「Medusa」。全てカバー曲で構成されたアルバムなのに完璧に彼女の世界が創り出されている。空想と現実の狭間を浮揚するような感覚、真夜中の遊園地に迷い込んだような気分。その中でもProcol Harumの1967年のヒット曲「A Whiter Shade of Pale」は、アレンジ・録音共に秀逸で感心してしまいます。5分17秒という曲の長さもちょうど良い感じ。このアルバムは眠気を誘うアルバムではないけれど、Annie Lennoxのエモーショナルなボーカルが、凝り固まった神経を心地よく解きほぐしてくれる。最も好きな女性ボーカリストの一人。そしてEurythmicsも大好きなユニット。

ちなみに、Eurythmicsの「Dave Stewart」とは一緒に仕事をしたことがある。1997年東京国際フォーラムのオープニングプログラムとして開催された「POWER OF MUSIC(世界音楽療法連盟の大会と記念コンサート)」で、ボブ・ディランのオープニング・アクトをつとめてくれた。マネジャーも連れずに気の合う音楽仲間と来日し、世界音楽療法連盟の大会に参加してくれたり、パーティーに参加してくれたりした。プロダクションミーティングを兼ねて、宿泊先のホテルで行った簡単な音合わせで弾いてくれたギターがめちゃくちゃ良くて、自信ないなぁーといって歌った歌も素晴らしくて感動したことを覚えている。目と鼻の先で、Daveの弾き語りを聴けるなんて本当に贅沢な一時だった。

0 件のコメント:

コメントを投稿