2011年5月6日金曜日

母の日を前にして



小学生時代、あなたに連れられて観たたくさんのミュージカル映画。寄席。オーケストラや合唱コンサート。そして「夏休み小学生歌舞伎教室」・・・
あなたに怒られながら、毎朝練習したバイオリン。
そこで感じた感動や喜び、学んだ知識が今の僕の財産です。中学生になって、学校で禁止されていたにもかかわらず、一人で映画に行くのを見逃してくれたり、一人旅に出ることを許してくれたこと。その時の経験も、今だに僕にとっての大きな財産です。そして僕の中にある「道徳」はあなたに教わったものです。
高校時代は、家庭裁判所に出廷したり、担任に呼び出されたり、兄に比べ面倒をたくさんかけてしまったけど、最後まで信頼してくれていたこと(そりゃ凄く怒られたけど、息子を信じよう、理解しようとしてくれたあなたの姿勢が、ともすれば脱線しそうな僕の生き方のブレーキになりました)。自由な高校生活を送れたおかげで、「伝説のコンサート」をたくさん観ることが出来たし、たくさんのバイト経験を積むことができました。この時期に、僕の価値観が形成されたと行っても良いと思います。せっかく入れてもらった大学をやめた時のあなたの悲しそうな顔。それでも、「あんたの人生だから」といって許してくれたのを忘れられません。あれから35年。いまだに迷惑をかけっぱなしかもしれません。そしていまだに息子の仕事内容は理解できていないかもしれません。本当にできの悪い息子で、申し訳ない気持ちでいっぱいです。先日、ホームの掲示板に張り出されているあなたの書を拝見しました。しっかりとした美しい書でした。ホームの中でも凜として暮らしているのだなと感動しました。普段は気恥ずかしくて言えないけれど、母の日くらいしっかりと感謝の言葉を伝えたいと思います。
今日のブログは、その予行演習ということで・・・言えそうもなかったらブログをプリントアウトして持って行こうと思います。

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